人口

389万人

フライト所要時間

• 東京（羽田空港）から乗り継ぎで約15～18時間
• 東京（成田空港）から直行便で約12時間10分
• 大阪（関西空港）から乗り継ぎで約14～17時間
• 名古屋（中部空港）から乗り継ぎで約14～17時間
• 福岡（福岡空港）から乗り継ぎで約16～18時間
• 札幌（新千歳空港）から乗り継ぎで約16～19時間

概要

旧バイエルン王国の首都で、南ドイツ最大の都市。歴代バイエルン王によってドイツ国内でも独自の芸術・文化が開花した美しい都市である。また「ドイツのビールの首都」と呼ばれるほどの世界的なビール名醸地であると同時に、 ＢＭＷやジーメンスに代表されるハイテク関係の一大産業地でもある。第二次世界大戦では大きな被害を受けたが、戦後見事に復興を遂げた。市街地はマリエン広場を中心に、芸術性豊かな歴史的建築物や緑豊かな公園など見どころが多く、アルプスをひかえた陽気なバイエルン気質も旅行者には大きな魅力である。気候は比較的温暖で晴れの日が多いが、フェーン現象の影響を受けやすい。

気温	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
平均最高気温(℃)	1.1	3.5	8.4	13.3	18.0	21.4	23.8	22.9	19.4	13.6	6.5	2.3
東京(参考)	9.9	10.4	13.3	18.8	22.8	25.5	29.9	32.1	28.2	21.8	16.9	12.4
平均最低気温(℃)	-5.0	-3.7	0.4	2.9	7.1	10.4	12.0	11.7	8.8	4.5	0.2	-3.5
東京(参考)	2.5	2.9	5.6	10.7	15.4	19.1	23.0	24.5	21.1	15.4	9.9	5.1

気温	1月	2月	3月	4月	5月	6月
平均最高気温(℃)	1.1	3.5	8.4	13.3	18.0	21.4
東京(参考)	9.9	10.4	13.3	18.8	22.8	25.5
平均最低気温(℃)	-5.0	-3.7	0.4	2.9	7.1	10.4
東京(参考)	2.5	2.9	5.6	10.7	15.4	19.1

気温	7月	8月	9月	10月	11月	12月
平均最高気温(℃)	23.8	22.9	19.4	13.6	6.5	2.3
東京(参考)	29.9	32.1	28.2	21.8	16.9	12.4
平均最低気温(℃)	12.0	11.7	8.8	4.5	0.2	-3.5
東京(参考)	23.0	24.5	21.1	15.4	9.9	5.1

時差

-8時間（ドイツは全て-8時間）サマータイム時は-7時間

言語

ドイツ語

空港

フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港（ミュンヘン国際空港）

• フランクフルトまで直行便で約1時間
• シュツットガルトまで直行便で約45分
• デュッセルドルフまで直行便で約1時間15分
• ハンブルクまで直行便で約1時間20分
• ブレーメンまで直行便で約1時間15分
• ベルリンまで直行便で約1時間10分

鉄道駅 [ICE]

ミュンヘン中央駅

• ハンブルクまで約6時間
• フランクフルトまで約3時間30分
• ベルリンまで約6時間30分
• ウィーンまで約5時間
• ミラノまで約7時間

観光地・名所・見どころ

新市庁舎

ミュンヘンの中心・マリエン広場に1867～1909年に建設された新ゴシック様式の市庁舎。正面にはバイエルン王や伝説の英雄の像が飾られている。ミュンヘンに来たら、この市庁舎の塔の仕掛け時計「グロッケンシュピール」は絶対に見逃してはならない。人間と同じくらいの大きさの32体の人形が繰り広げる歴史劇は、他では見られないスケールである。さらに夜の9時にはミュンヘン小僧がおやすみのあいさつをするというおまけ付きである。85mある塔はエレベーターで昇ることができ、美しいミュンヘンの街並みが一望できる。また夜には塔はライトアップされ、いっそう荘厳さを増す。

レジデンツ

ミュンヘンのあるバイエルン地方を治めてきたヴィッテルスバッハ家の壮麗な宮殿。内部はレジデンツ博物館と宝物館として公開されている。400年かけて造られ、何度も増改築が繰り返されたため、ルネッサンスからバロック、ロココ、古典主義など各様式が混在する複雑でめずらしい建築物となっているのが特徴である。一番の見どころは大広間アンティーク・クバリウムで、アーチ状の華麗な天井フレスコ画と古代彫刻の大コレクションが圧巻である。宝物館には宝石がちりばめられた王冠や金細工など、ヴィッテルスバッハ家の1250個もの貴重な宝飾品が展示されている。

フラウエン教会（聖母教会）

1468年に建てられたドイツ特有の後期ゴシック様式の美しい教会で、南バイエルン教会圏の主教会ともなっている。控えめな装飾の外観であるが、頭部の丸い玉ねぎ型の2本の尖塔はミュンヘンのシンボルになっている。北塔は約99m、南塔は約100mの高さがあり、南塔の上にはエレベーターで昇ることができ、そこからはミュンヘン市内の景色はもちろんのこと、南バイエルンの山並みと晴れた日には遠くアルプスまでも一望することができる。内部にはキリストの受難劇を表したステンドグラスや、祭壇画「マリアの昇天」などの他、最後のバイエルン王ルートヴィヒ2世の墓碑もある。

アルテ・ピナコテーク

ミュンヘンの美術館と言えばアルテ・ピナコテークである。ヴィッテルスバッハ家が集めた名画が並ぶ、ヨーロッパ屈指の美術館として知られている。デューラー、グリーエンらドイツ古典絵画を始め、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロらイタリア絵画、さらにエル・グレコ、ルーベンス、ブリューゲルなど名だたる画家の名画が目白押しである。アルテとは古いという意味で、その名の通り14～18世紀の作品を集めている。一方、すぐ隣の敷地には新しいを意味するノイエ・ピナコテークもあり、こちらも今やミュンヘンを代表する近代名画の美術館として世界的に知られている。

オクトーバーフェスト

ミュンヘンのビール祭りは、ドイツはもちろん世界でも最大のビール祭りであり「オクトーバーフェスト」の名前で広く知られている。毎年9月半ばから10月上旬まで16～18日間に渡って開かれるこの祭りには全世界から600万人以上もの人が訪れる。大手ビール会社や個人が運営する14棟の巨大ビールテントが人々でぎっしり埋まり、500万リットル以上のビールが飲まれる。もちろんビールだけでなくバイエルン料理も楽しめ、さらに、民族衣装の華やかなパレードや本格的な移動遊園地も登場して、大人も子供も大熱狂となる。ビール好きなら一生に一度は行ってみたい祭りである。

ババリア・フィルムシュタット

ミュンヘンはドイツの映画の都でもある。ヨーロッパ最大の映画スタジオであるババリア・フィルムシュタットでは、不朽の名作「Ｕボート」や「キャバレー」、そしてミュンヘンゆかりのファンタジー作家・ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」が原作となっている「ネバーエンディングストーリ―」などの撮影所を見学できる。一番人気は何といっても「ネバーエンディングストーリ―」に出てくる白竜ファルコンの特撮効果の体験である。またここでは観客が参加して短編映画を作り、それをDVDにして購入きるなどいろいろな体験を楽しむことができる。

郊外の観光地・名所・見どころ

ニンフェンブルク城

ミュンヘン中心部から北西の郊外にあるバイエルン王の夏の離宮で「妖精の城」の意味を持つ。ドイツ最大級のバロック様式の城で、広大なフランス庭園と水路が広がる敷地は圧巻のスケールである。左右対称の造りが特徴の本城の南翼には、ルートヴィヒ1世が愛した36人の美人画ギャラリーがあることで知られる。またルートヴィヒ2世誕生の部屋もある。さらに、見逃せない見どころとしては狩猟用の宮殿アマリエンブルクがあり、この館内にある鏡の間の鏡が無限に反射し合う不思議な装飾は見事としか言いようがない。他に中国風に飾られた館などもあり見どころは非常に多い。

オリンピック公園

ミュンヘンは1972年に第20回夏季オリンピックが開催された都市である。メインスタジアムとなった約7万人収容のオリンピックスタジアムは、現在ではドイツ・ブンデスリーガのサッカーが開催されており、オリンピックホールはロックやポップスのコンサート会場となっている。一帯は広大な公園として整備されており、休日はさまざまな施設でレジャーを楽しむミュンヘン市民で賑わっている。公園内にあるオリンピック塔は高さが290mあり、180mの所にある展望台はミュンヘンで一番高い展望台である。視界が良い日にはここからアルプスまで一望できる。

ＢＭＷ博物館

ミュンヘンにはドイツが世界に誇る自動車メーカーＢＭＷの本社がある。オリンピック公園のそばに建つ本社ビルは、自動車のシリンダーを表す4本の筒型の高層ビルという奇抜なデザインのもので、ミュンヘンのランドマークの一つにもなっている。その本社手間にあるカップ型の建物がＢＭＷ博物館で、クラシックカーから最新モデル車まで展示され、1916年の創立からのＢＭＷ社の歴史とその発展を知ることができる。さらに博物館の向かい側には、ＢＭＷの最先端テクノロジーを集結した巨大なショールームであるＢＭＷヴェルトがあり、ショップやレストランも充実している。